この間上野動物園でフラミンゴを見たとき、あまりのピンクぶりに少し引いてしまった。
自然界、あまりに"過ぎる"色があると怖くなってしまう。ピンクとか黄色とか。
しかも大きいし。フラミンゴ。Flamingo。
そんなフラミンゴの語源の話。
飛びそうにないけど飛べるのでフライ(Fly)が由来かと思ったけれど、炎みたいな色をしているからフレイム(Flame)かもしれない。
結果としてフレイムが正解に近いのだが、そもそもフレイムの元になったラテン語の「炎」(flamma)が由来だった。
そしてこの「flamma」は bhel-(輝く)が語源となっていてここから派生した言葉が、フラミンゴ以外にも「black」「blaze」など。
火は暗闇の中でも輝いて目印になるし、燃えたあとに残るのは黒い炭。
これでフラミンゴの語源の謎は解けた。前半部分は。ingoはわからなかった。
ちなみにスペイン語でフラミンゴを表す言葉「flamenco」は読んで字の如し「フラメンコ」のことである。
なんでこうなったかはアラビア語説など諸説あり。
ついでに言うと和名の「紅鶴」で確かに鶴に似ているが、鶴とはなんの関係もない。
言語っていつもそう。関係ありそうなものはない。そんなもの。

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