子供の頃は動物も虫も平気で触れたのに、最近は色々気にしてしまうようになった。

小学生の時に触れたカブトムシやヤドカリなんかはもう触れなくなっているだろう。

大人になるというのはいい意味でも悪い意味でも臆病になるということなのかもしれない。慎重になったといえば聞こえはいいが。

今日はそんな生き物にまつわるスペイン語の単語の話を一つしたい。


それが「saltagatos」「saltapajas」「saltaprados」という単語。

それぞれ直訳すると「猫を跳び越える」、「藁を跳び越える」、「草地を跳び越える」という意味になる。

「飛ぶ」じゃなくて「跳ぶ」なところが凄い。フライじゃなくてジャンプで何でも越えるんだから脚力が凄い。

猫や藁くらいなら人間でも跳び越えられるだろうが、同じ意味を持つ単語に流石に人間でもコレは無理だというものがある。

それが「saltamontes」。直訳すると『山を跳び越える』。

いくら脚力があっても無理だろう。山だぞ。歩いてだって越えられないこともあるのに。

コレは比喩でそんなとんでもない妖怪みたいな生き物はいないわけだが、というかいたら教えて欲しいのだが、ジャンプ力に自信を持ってそうな生き物というと何が思いつくだろうか。






実はこれらの単語が持つ意味は、『バッタ』。

確かによく跳ねるし、たまに凄いジャンプからの登場を見せられて驚いてしまう。

この生き物を見て昔の人達が、

「こりゃ藁くらいは飛び越えるやろうな。」
「いや、猫だって。」
「草地だっていけちまうだろうな。」
「山もいけるわ笑。」

ってとこまで思ってしまったのが面白い。もはやこれは大喜利。

例えがそのまま単語になっているのも興味深いし、逆に山を超えれると思ってたけど無理そうだからスケールダウンしていったという可能性もあるのがいい。「山は流石に無いか。」ってな具合に。




(イメージ画像)

バッタはコレ聞いてどんな気持ちなんだろうな。

「無理無理」って思ってるかもしれない。でも、「藁ならワンチャン」とも思ってるかもしれない。



 

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